宿泊のお客様の感想　200～今まで来た宿泊施設の中で飛びぬけて良い思い出になりました。

おはようございます。 お客様の感想・・ついに２００話になりました。 一日３組限定の、小さな小さな旅館ですが 沢山のお客様にお越し頂けて 本当にありがたいことだと思います。 これまでも、これからも お越しいただいたお客様が、 来たときよりも元気になって、お帰りいただけるように 心をこめて、おもてなしを続けていきたいと思います。 ありがとうございます！ 井筒屋では、お客様に任意でアンケートをお願いしています。 ご協力いただいた方、ありがとうございました。 (掲載は順不同です。） そうかんじていただけて、とても嬉しいです。 今年は、台風が１０月後半になっても来るように、海の水温が少し高いようです。それは魚の種類にも現れていて、たとえば「しいら」という、ハワイでは最高級魚として扱われる魚がいます。この魚は水温の高い地域を好むのですが、この魚がまだ水揚げされているんですね。そして興味深いことに、豊岡や福知山・舞鶴・宮津、そして加悦も・・丹後周辺の広い範囲に大雨が降り、水没した平成１６年の１０月２０日の会席には・・「しいら」をお料理にお出ししていました。 あの日のことはやはりよく覚えていまして、普段お刺身に使うことはまずないしいらを、刺身でお出ししていたんですね。 しいらの刺身は、漁師さんの間では「ブリよりうまい」と大好評ですが、食べなれない人が食べると、原因不明の食あたりを起こす場合がまれにあるので、刺身で出すことはめったにありません。※ただ、このときの仕入れでとても良いしいらが水揚げされ、板長が思わず刺身にしていたので、よく覚えています。（結局誰もあたりませんでしたが、接客側としては肝が冷えました。）   しいらは日本の会席料理ではまず使われない魚ですが、あまりそういうことを気にせず、むしろ「良い状態の魚がいたら、料理する。」逆に「ブリなどの有名どころの魚でも、やせていたり、物が悪ければ使わない。」という板長のこだわりといいますか、譲れない一点を崩さない・・ 漁師さんが経営される民宿ではよくあるんじゃないかと思うのですが、老舗の板長としては、本当に珍しい存在だと思います。 ただ、こだわりが強すぎてサラリーマンの板長としてはやっていけないので（笑）彼のこだわりを生かすためにも、井筒屋をつぶさないようにがんばろう、と思っています。 最後になりましたが、板長のこだわりの料理をお召し上がり頂き、ありがとうございました。また美味しい魚をたっぷり食べたくなったら、井筒屋を思い出してくださいね。心より、おまちしています。