宿泊の客様の感想　204～優しくてステキな方々に出会えて良かったです。

　ご宿泊ありがとうございました！

丹後には数多の宿があります。口コミもいい宿だって、本当に沢山あります。その中で、井筒屋のような小さな宿にお越しいただき、ありがとうございました。

　板長は魚の、女将は地元の歴史・文化のオタクですので、滞在中にその知識も楽しんでいただけましたら、とても嬉しいです（笑）

恐らくお客様が口コミや感想で書いてくださったおかげかと思うのですが、「丹後を少人数で旅する」というコンセプトの割とお高いツアーに、ランチで井筒屋を選んでいただき、かつ「井筒屋の女将の話を、ランチのときに聞かせて欲しい。」と言っていただけるようになりました。とても嬉しく、また光栄なことだと思っています。

　地元のよさは、正直住んでみないとわかりません。私自身が大阪出身で、与謝野町から見れば移住者の部類に入ります。ある意味、客観的に見ることが出来るので、「よそもの」の視点を最大限生かして、板長がこん面白い魚を食べさせてくれた、あるいは与謝野町の珍しいもの、こんなことができる！・・等々

　井筒屋を選んでくださった皆様に、「井筒屋に来て、こんな美味しいものが食べられた。」「与謝野町に住んでよかった」と私自身が感じた、この町でしか出来ない体験を、御紹介したいと思います。

　

　最後になりましたが、お絞りの件、御迷惑をおかけしました。おしぼりウォーマーなる機械があるようで、昔は使っていたそうなのですが、壊れて以来、新しく買っていません。また検討させていただきますね。また美味しい魚と、地元人ならでは深堀した歴史を味わいたくなったら、井筒屋を思い出してくださいね。心より、お待ちしています。

小さなお店ですので、大きな設備投資はできません。その代わりと言ってはなんですが、井筒屋の魚料理や板長のこだわりについてはもちろんのこと、地元で織られた丹後ちりめん、そして丹後半島の歴史（大まかですが。）・・私自身が大阪出身なので、与謝野町に来て、面白かったこと、興味深いと思ったこと、それらをお客さまに少しでも伝えられたら・・と思っています。

　丹後は古くから朝鮮半島との交易が盛んで、風土記の伝承にも、それが色濃く反映されています。また、明治以降は生糸や絹織物の輸出が盛んで、なおかつ時代の最先端を取り入れようとする意欲と、富裕層が先導する、町民のための鉄道や公共の建物への寄付・・・本当に目を見張るものがあります。

　与謝野町の、丹後の、料理や風景はもちろん、歴史や風土を丸ごと味わっていただく、そんな旅行を体験していただけたら・・と思っています。